はじめに
このブログは、やりたいことや選択肢はあるのに、「何を決めるか/今は決めないか」で止まってしまう人のために書いています。私は、意思決定の整理担当です。考える順番と論点を整理し、あなたが決められる状態をつくります。
要約
コンセプトが大事なのは分かるのに、何を書けばいいか分からない。センスがないから無理…と手が止まっていませんか?
実は答えは「すごいアイデア」ではありません。初心者でも今日から形にできる、やさしいコンセプトの作り方を実体験で解説します。
コンセプトって難しい?
コンセプトが大事なのは分かる。でも、何を書けばいいのか分からない。
考えすぎて手が止まり、「自分にはセンスがないのかもしれない」そんなふうに感じてしまうことはありませんか?
実はそれ、昔の私もまったく同じでした。この記事では、才能や特別な経験がなくても、やさしくコンセプトを形にできる考え方を、実体験をもとにお伝えします。
うまくやらなくていい。完璧じゃなくていい。読み終わるころには、「これなら自分にもできるかも」と、少し肩の力が抜けているはずです。
動けなかったあの頃の自分
「コンセプトを作りたいけれど、何をどうすればいいのかわからない……」
私が初めて「コンセプト」という言葉に出会ったのは、高校生のときでした。
課題は「パン屋さんの新商品を考えること」。
先生からは「商品コンセプトを考えてきてください」と言われたものの、当時の私は意味すら分かっていませんでした。国語辞典で調べてみると、書いてあったのは、
「概念」。
正直、よく分からなかった私は、「商品アイデアを提案すればいい」と適当に解釈し、発表したコンセプトが「めちゃくちゃ長いフランスパン」。はい。これはコンセプトではありません(笑)
その数年後、私は、企画の仕事に関わり、数多くのコンセプトを考えることになります。
その中、
・コンセプトが決まらない
・アイデアが出てこない
・何が正解か分からない
そんなスランプに、何度か陥りました。
考えれば考えるほど頭はぐちゃぐちゃになり、カッコいい言葉を並べてみても、どこか嘘っぽい。結局すぐ消してしまい、一歩も前に進めないまま一日が終わる。
「今日も何もできなかった」
「やっぱり自分には才能がないんだ」
そんなふうに、自分を責め続けていた時期がありました。
もしかして、あなたも同じことで悩んでいませんか?
この記事を読んでいるあなたは、どうでしょうか。
・新規事業を始めたいけれど「競合と違うコンセプトを作らなきゃ」と悩んでいる
・技術を盛り込み過ぎた機能過多の商品企画に。何が売りなのか分からなくなっている
・周りの人が副業テーマを決めて、どんどん先に進んでいくのを見て焦りだけが募っている
・SNS発信で「無難な投稿」を続けるも反応は低迷。方向性が定まらず、成果につながらない
・失敗を恐れ、有識者のアドバイスを取り入れるも、毎回施策の提案軸がぶれている
もしも心当たりがあるとしても、それはあなたがダメだからではありません。
「センスがない」という言葉で、逃げていただけだった
悩んでいるある日、ふと立ち寄った本屋の子ども向けコーナーで、私は立ち止まりました。そこに並んでいたのは、難しい言葉なんて一つもないのに、読み終えると心がじんわり温かくなる絵本ばかり。そのとき、ふと思ったのです。
それまでの私は、コンセプトを「自分を大きく見せるための武器」だと思い込んでいました。
だから、
・派手な言葉
・誰も思いつかない奇抜なアイデア
・頭が良さそうに見える表現
そんなものばかりを探していたのです。でも、それは大きな勘違いでした。
コンセプトに、特別なセンスや才能はいらない
コンセプトを作るうえで大切なのは、
「自分をどう見せるか」ではありません。
本当に大事なのは、
「お客様に喜んでもらえるかどうか」
ただそれだけでした。
この小さな気づきが、止まっていた私の時間を、少しずつ動かし始めました。
コンセプトは「すごいアイデア」でなくていい
多くの人が「コンセプトが作れない」と悩んでしまう理由は、
コンセプトを、カッコいい何かだと勘違いしているからです。
・これさえあれば一発逆転できる
・目立てば評価される
・正解を出さなければいけない
そう思うほど、怖くて手が止まってしまいます。
でも、コンセプトの本質は、もっとずっとシンプルです。
コンセプトは、この3つだけでできている
・誰に
・どんな喜びを(内容)
・届けるのか
本当に、これだけです。
多くの人は「何を言うか」ばかりを気にしますが、本当に大切なのは、「誰を助けたいか」という、あなたの気持ちです。答えは、「誰かの役に立ちたい」という、あなたの中の想いにあります。自分を飾る必要も、誰かと競う必要もありません。
等身大のあなたで、コンセプトは十分作れます。
💡今日からできる、世界一やさしいコンセプトの3ステップ
では、実際にどうやって形にすればいいのでしょうか。ここからは、今日からできる方法をお伝えします。ノートとペンを用意して、次の3つを、ゆっくり試してみてください。
ステップ1: 「誰に」は、少し昔の自分にする
一番書きやすい「相手」は、今のあなたではなく、少し前のあなたです。
・何に悩んでいましたか?
・何ができずに困っていましたか?
そのとき、どんな言葉をかけてほしかったですか?
ステップ2: 「喜んでもらえること」を一つ決める
過去の自分を喜ばせるために、あなたが無理なくできることは何でしょうか。
・エクセルの使い方を教える
・失敗談を正直に話す
・話を聞いてあげる
など。完璧である必要はありません。
ステップ3: それを「やさしい言葉」にする
ステップ1と2を組み合わせて、短い言葉にしてみましょう。
例:
お菓子作りで失敗ばかりしていた私が教える、
失敗しないクッキー教室
ここで一番大事なルールは、完璧を目指さないことです。
あなたの人生そのものが、コンセプトになる
あなたが今まで歩いてきた道。悩んだこと、流した涙、感じた小さな喜び。
そのすべてが、いつか誰かを救う、最高のコンセプトになる。
きっといつか、
「あなたの言葉に救われました」
「そのサービス、ずっと探していました」
そう言ってもらえる日が来ます。
まずは、「誰に」と「喜んでもらえる内容」を変えながら、何度も練習してみてください。
あなたは、もう十分がんばっています
最後に、この記事を読んでくださったあなたへ。ここまで読んでくれたということは、あなたはきっと、誰かの力になりたいと願える人です。
コンセプトが見つからないのは、怠けているからでも、才能がないからでもありません。
それだけ、真剣に「良いものを届けたい」と思っている証拠です。
無理に動かなくて大丈夫。焦らなくていい。
次の一歩として、「1年前の自分が悩んでいたこと」を一つだけノートに書き出してみませんか?そこから、すべてが始まります。


コメント