はじめに
このブログは、やりたいことや選択肢はあるのに、「何を決めるか/今は決めないか」で止まってしまう人のために書いています。
私は、意思決定の整理担当です。正解は出しません。アドバイスもしません。ただ、考える順番と論点を整理し、あなたが決められる状態をつくります。
問題:考えているのに進まない人に起きている誤解
優秀な人ほど、選択肢をたくさん持っています。調べているし、考えているし、準備もしている。それなのに、なぜか動けない。
この状態を「覚悟が足りない」「まだ本気じゃない」と捉えてしまう人が多いのですが、それは誤解です。
止まっている原因は能力ではありません。むしろ逆です。
考えられるからこそ、「やらない選択」を後回しにしてしまう。ここに、優秀な人が立ち止まる構造があります。
原因:なぜ「何をやらないか」で思考が止まるのか
◆意思決定が重くなる状態
場面を整理すると、多くの場合、次のものが同時に扱われています。
・やりたいこと
・やれること
・やるべきこと
・失敗したくない気持ち
・捨てたくない選択肢
本来、これらは同じタイミングで考えるものではありません。
しかし優秀な人ほど、「全部を正しく扱おう」とします。結果、思考のテーブルが一気に重くなります。
特に止まりやすいのが、「何をやらないか」の判断です。
なぜなら、やらないと決めることは、可能性を一つ捨てる行為だからです。
これは勇気の問題ではありません。扱う順番の問題です。
抽象的な例で言えば、
「AもBもCも悪くない」と感じている状態で、同時に「どれを捨てるか」を考えてしまうと、思考は必ず止まります。
具体的な場面では、
・新規事業を始めたいが、既存事業も捨てきれない
・学びたい分野が多く、優先順位がつかない
・複数の施策案があり、全部やる前提で考えてしまう
このとき起きているのは、
選ぶ判断と、捨てる判断が混ざっている状態です。
◆整理された状態
本来は、
①今は決めなくていいこと
②今回は扱わない選択肢
③今、決める対象
この順番で仕分けるだけで、思考の負荷は一気に下がります。
しかし多くの人は、②を飛ばして③を決めに行こうとします。
だから、立ち止まるのです。

結論:能力の問題ではなく、扱い方の問題
ここまで読んで、「自分のことだ」と感じたなら安心してください。
あなたは、決断力が低いわけでも、意志が弱いわけでもありません。
ただ、判断を一度に扱いすぎているだけです。
「何をやらないか」は、最初に決めるものではありません。
整理された後、自然に残るものです。
この視点に立てると、考えること自体が少し楽になります。
おわりに
決断できない原因は、能力や覚悟ではなく、判断の扱い方が整理されていないだけということがほとんどです。
もし今、「決めること自体に疲れている」なら、一度、判断を仕分けるところから始めてみてください。
私は、意思決定の交通整理をしています。


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