はじめに
この記事は、やりたいことや選択肢はあるのに、「何を決めるか/今は決めないか」で止まってしまう人のために書いています。私は、意思決定の整理担当です。
考える順番と論点を整理し、あなたが決められる状態をつくります。
要約
社名、屋号、商品名、サービス名など名前が決まらず止まっている人へ。ネーミングはセンスではなく設計。3年後も使える基準を知らないと、成長したときに足かせになります。「今の自分」ではなく「未来の軸」から決める視点を提案します。
その名前、本当に長く使える?
事業や副業を始めるとき、多くの人が最初に悩むことが名前(ネーミング)です。
屋号、商品名、サービス名、愛称。
なんとなく思いついた言葉、語感がいい言葉、流行っている横文字。
でも、ここで一つ問いかけたいのです。
あなたの名前、3年後・5年後も違和感なく使えますか?
実はネーミングの失敗は、最初は気づきません。
事業が伸び始めたとき、方向性が変わったとき、
「名前が足かせになる」という形で、あとから効いてきます。
私はこれまで、
・屋号を変えることになった人
・商品名が原因で説明コストが増えた人
・世界観が伝わらず競争に巻き込まれた人
を数多く見てきました。
ネーミングは、装飾ではなく設計です。
ネーミングの3つの勘違い
① センスが良ければ正解だと思っている
ネーミングはセンスの問題だと思われがちですが、実際は構造と思考の整理で決まります。
センスに頼ると、
・説明が必要な名前
・自分はよくても、他人に伝わらない名前
になりやすい。
② 今の事業内容だけで名前を決めてしまう
今は分かりやすいですが、事業が変化したり、事業が広がった瞬間にズレが生まれます。
ネーミングは今の仕事ではなく、これからの可能性を見るべきです。
③ 強い言葉=良い名前だと思っている
難しい漢字、横文字、抽象概念…
一見かっこいいですが、強い名前を使いこなすには相応の覚悟と運用力が必要です。
名前が強すぎると、人より言葉が前に出てしまうこともあります。
良いネーミングに共通する基準
ネーミングで大切にしている基準があります。
その名前は、使う人の人生に寄り添っているか
良い名前は、
・説明しなくても拒否感がない
・使うほど意味が育つ
・人に紹介するときに無理がない
派手ではありません。でも、折れません。
定数として残り続ける言葉です。
ネーミングで考える3つの視点
① 主役になる名前か、支える名前か
名前が前に出るか、価値を引き立てる裏方か。
どちらが正しいではなく、自分の在り方に合っているかが重要です。
② すぐ伝わるか、後から腑に落ちるか
一瞬で意味が分かる名前か、関係性の中で意味が育つ名前か。
どちらを選ぶかで、集まる客層が変わります。
③ 変数か、定数か
流行・技術・トレンドは変数。人の感情・価値観・関係性は定数。
長く使うなら、定数に近い言葉を選ぶことが、結果的に楽になります。
ネーミングの迷いは真剣な証拠
名前で悩む人ほど、実は仕事やお客様に誠実。
だからこそ、
「正解を当てたい」
「失敗したくない」
と思ってしまう。
でも、決める基準は、今の自分に無理がない選択だけです。
もし、名前で止まっているなら
・屋号やサービス名が決まらず動けない
・商品名の候補はあるが決めきれない
・将来を考えると不安になる
そんなときは、候補や言葉を増やすより、考えを整理するほうが近道です。
ネーミングは、「名前を作る作業」ではなく、事業と人生の軸を言語化するプロセスです。
名前は、あなたの代わりに語り続ける
事業や副業において、名前はあなたがいない時間、あなたがいない場所でも語られ続けます。
だからこそ、
無理のない言葉を。
長く使える言葉を。
人生に馴染む言葉を。
最後に
この記事が、「これでいいんだ」と前に進むきっかけになれば嬉しいです。それでも先に進まない場合は一人で抱え込まず、私と一緒に整理することで、驚くほどスッと決まることもあります。
おわりに
決断できない原因は、能力や覚悟ではなく、判断の扱い方が整理されていないだけということがほとんどです。もし今、「決めること自体に疲れている」なら、一度、判断を仕分けるところから始めてみてください。
私は、意思決定の交通整理をしています。


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